(36): 印鑑に思う
5月27

(36): 印鑑に思う

アメリカ在住歴が長くなると契約等を取り交わす際は日本と違い各個人のサインが重要になり印鑑を使う必要性が無く、印鑑そのものを持たない事が当たり前になって来ます。 印鑑と云う言葉を聞いた時、あなたはどんなことを考えますか? 日本で銀行口座を開設する時に必用なモノ。 書画の作者によって独自の作品の上に押したモノ。 回覧や宅配の受け取りなどに使われる認印で所謂三文判と呼ばれるモノ。 契約書などの文書において記載事項の誤記を訂正する時の極小さなハンコ。 予め訂正箇所が発生することを前提として、契約書や委任状の文章の余白に押した捨印 ちょっと思いついただけでこれだけの印鑑の種類と用途や意味が有りますが、印鑑と言えば中学の社会科の授業で習って皆さんご存知の通り1784年に現在の福岡市の志賀島と云う島で出土した「漢委奴国王」の金印が日本最古のモノとして有名です。...

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(35): 認知症の介護に思う
4月25

(35): 認知症の介護に思う

今年91歳になる私の母はアルツハイマー型認知症で1年前から要介護2に認定されています。先月私は日本滞在中に本当に偶然な事から母の為の素晴らしいケアハウス、正確にはサービス付き高齢者住宅、巷間では略して(サ高住)と言われている所を見つけることが出来ました。   サンカルナ福岡城南 私にとってこれは天啓とも云うべき発見で、母もそこが気に入り4月28日に入居の運びとなりました。 九州の地方都市と云う事もあり東京に比べたら信じられない程の手頃な料金で申し分ない良質な施設が見つかりました。しかし乍ら家賃に相当する入所費用は一括払いで6百万円、一ヶ月分の食費(一日3食)5万7千円、維持管理が月額8万1千円、食費は全く食べなくても最低基本料金として1万9千円は支払う義務があります。その他に自室でのテレビや電話の回線工事費用と月々の費用は個人負担です。加えて母の場合週3回デイサービスに通っているのでその費用が月額1万7千円追加となります。...

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(32): ヨーロッパ旅行記(2016年夏)
10月02

(32): ヨーロッパ旅行記(2016年夏)

  連れ合いが系図を調べ始めてもうかれこれ10年近くなる。 最大級の収穫は西暦1500年迄遡り彼の父方の5代離れた麻酔科医の従兄弟がフランス東部ストラスバーグ郊外のブザンソンと云う都市に住んでいてることを突き止めた事で、それからメールの交換やスカイプでの自己紹介などを経て私達は6年前に渡仏し彼等と会った。そしてその数年後今度は彼等が私達を訪ねてアメリカまで来てくれて我が家に2週間滞在した。    ...

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(26): 戦争花嫁
2月03

(26): 戦争花嫁

私はアメリカに住み始め既に40有余年が過ぎ、生まれ育った国より移民として移り住んだ国の方が長くなりました。 周りの人達も高齢化が進み私自身最近は結婚式に出席するより葬式に参列する回数の方が断然多くなり、2016年年明け早々1月は3回も葬式に出ました。 今迄公私共々何十回と葬式に参列した経験がありますが、その中でも今回Mさんの葬式ほど人の一生をしみじみと考えさせられた葬儀はありません。 亡くなったMさんは享年80歳。  1936年に当時日本の植民地であった満州(中国)で日本からの開拓団として移民した両親の下に生まれ、愛情豊かな家庭で恵まれた子供時代を過ごしていた頃たまたま両親の里帰りの為1945年8月1日彼女は家族と一緒に船で長崎市へ辿り着きました。...

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