(4): 千葉敦子氏の言葉

千葉敦子著 ニューヨークの24時間

千葉敦子著 ニューヨークの24時間

 

ncv_essays1986年11月に出版された「ニューヨークの24時間」という千葉敦子氏の著書をご存知だろうか?

この本は、私が8歳のときに刊行された本で、ちょうど両親が「奇跡のラブちゃん」という手記を出した出版社と同じ彩古書房だったことから、見本として数冊、献本してくださったうちの1冊だったのです。

タイトルも去ることながら、まだパソコンなんぞ一般的ではなかった時代に、四角い大きなワードプロセッサーの前で、ショートカットの女性がキーボードを打っているというイラストの表紙だけでも、私の好奇心は大きくクスグラレ、さらに帯にかかれた“超多忙なジャーナリストの生活術”という魅力溢れる太字のあとに、

「人生は、短い。1日はたった24時間。なのにあなたは無計画に生きるつもり?」

という著書の問いかけに、若干8歳だった私は完全にノックアウトでございました!

というよりも、小学校すら通うヒマもない、リハビリ漬けの過酷な24時間を生き抜くことを余儀なくされていた私には、もぅ衝撃の一冊でございましたっ。

おそらく大人の書物を読むのは初めてで、読めない漢字も多くあったはずなのだけれど、そんな困難なんて気にもならないぐらい、最初のページから引き込まれてしまったのです。

なにせ冒頭から、人間には「忙しい人」と「ひまな人」とに分けられ、「やりたいこと」「やるべきこと」が山ほどあって、常に時間が足りなくて悩んでいるのが「忙しい人」であり、この中には「忙しがっている人」も随分いるのだと、千葉氏の説得力のある力強い言葉で次から次へと迫ってこられるのですから!

仕事の整理や付き合いの整理が下手なために忙しがってばかりいるけど、実際は無駄が多いタイプなのだとも書かれており、ほぉ〜なるほど!と衝撃が走り、整理というのは、単にモノだけでなく、時間や思考にまで影響を及ぼすのか!と、たぶんこの日を境に、私は整理上手な女性への憧れや、書くことへの興味、海外のライフスタイルに関心が向くようになったのかもしれません。

また日本の家屋にはなくて、アメリカの家には必ずあるもの(たとえば浴室のメディシン・キャビネットetc)なども紹介されていたり、アメリカと日本では、紙のサイズも違うのだということも知って、さらなる衝撃を受けたものです。

日本のA4に近いサイズが、アメリカでは「レター・サイズ」にあたり、千葉氏がニューヨークに移り住み、日本から持ち込んだ資料を、キャビネットに収めるためには、裾を1cmばかり切り落とさなければならず、引っ越してきた、最初の夜に一晩掛けてやったことは、キャビネットに書類を収めるために、A4紙の端を切ることだということも、私にとっては強烈なインパクトとして記憶に刻み込まれてしまったのでした。

アメリカでは、事務机以外のオシャレな木製のデスクの引き出しにも、書類を整理するためのフォルダーが備え付けてあるのが普通なのかしら?

そういえば友人のお部屋に置いてあったオシャレな机の引き出しにも、それから重厚感溢れる、ご主人の書斎のデスクにもついていましたもの。机には標準装備なのかしらね。

いま日本にも、紙ものを整理する文房具は山ほどありますけれど、閉じ具を一切使わない、フォルダーのテーマごとに、必要書類を投げ込んでいく、このスタイルが一番だと思います。

シンプルに整理できるからこそ、常に生きた情報だけがフォルダーに入っている状態がキープできるのですね!アメリカ人ってラクする天才だわ!

日本では、アメリカ式のハンキングフォルダーは高価で、キャビネットタイプのものが多いですから、私は、代用品として、紙でできたファイルBOX+A4サイズのフォルダーを組合わせて、重要書類からデリバリーのメニューまで管理しています。

コレすっごく便利! みなさーん、NCの生活でキャビネットのある暮らしに慣れてしまっても、大丈夫ですよ!(笑)

アメリカ暮らしは未経験だけど、海外暮らしに憧れ続け、NC在住の友人宅を彷徨う整理収納アドバイザーの楽歩にお任せあ〜れ!! (*>艸<)

Author: 大畑楽歩

「奇跡のラブちゃん」と、各メディアで騒がれたこともあるが、いまだ脳性まひとも仲良く共存中。もうすぐアラフォーにさしかかろうとしているが最近、念願のドラムセットを手に入れ、ラブの好奇心とハッピーライフへの貪欲さはトドマルところを知らない。電動車椅子ユーザーの割にフットワークは軽く、ふら〜っと海外へエスケープしちゃう癖もある。

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