(49): ジャクソン
4月20

(49): ジャクソン

3月4日に愛犬のキャムデンが3人のテイーンエージャーが乗ったスピード違反の車に撥ねられ15フィート程吹き飛ばされて落下し亡くなりました。 救急病院へ即搬送しましたが内蔵破裂で助かる見込みは無いと獣医から報告を受けこれ以上苦しませる事は出来ず安楽死を選びました。 9歳5ヶ月の生涯でした。 私達に限りない喜びを与え続けてくれたキャムデン。プリンスエドワード島には8回も同行し、その他全米の各地私達が行く所には常に一緒でした。     遺体はその日の内に家に連れ帰り近所の方々が手伝って下さって裏庭に墓穴を掘りそこに彼が好きだった毛布やオモチャと一緒に懇ろに埋葬致しました。 その間、私の白内障の手術、腰の手術などを経て今日に至っていますが、見事なペットロスから鬱病になり心身の立て直しが出来ずに血圧の乱高下と云う結果に繋がり、最初は37に急降下し、次は200に急上昇し3週間の間に2回も私自身が救急車で緊急搬送される事態となりました。...

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(48): 人の一生の長さは一体誰が決めるのでしょうか
12月30

(48): 人の一生の長さは一体誰が決めるのでしょうか

  肝臓移植、腎臓障害、複数の癌に侵され80歳で逝った友人は彼女が生きている間に何十回と手術を受け体は十文字に手術の跡が複数残りその凄惨な病歴を物語っていますが、彼女が生前いみじくも言った「人は生まれ落ちた瞬間からその人の一生の生きる時間は予め決められている様な気がする」と云う言葉が忘れられません。 例えばどんなに危険な所に居ても不思議と傷一つなく生き延びる人が居るもので、私の夫はベトナム戦争時に国務省から派遣され南ベトナムでC I Aのスパイをやって居ました。 彼の話を聞くと6年間もジャングルの中でスパイ活動をして居て良くも生きて帰って来られたものと驚きますが、二人で一緒にジープに乗って居た相棒は銃撃の際に弾が頭蓋骨を貫通し即死したのですが、僅か50センチ程離れて座って居た夫は飛び散る銃弾の中を不思議とかすり傷一つ受ける事も無く生き延びたのです。...

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(47): 後記
12月26

(47): 後記

  この旅行は私にとって母の足跡を辿る旅でもありました。母が現在の私の年に女学校時代の友人達数名とスカンジナビア半島を巡る旅行に行きました。その旅が大層楽しいものだった様で折に触れてその時の事を私に話してくれました。 今月古希を迎える私はこれから先誰にも迷惑を掛けず、自分の行きたい所に自分の力で行けるのはあと何年だろうと考えました。古希と云うのは読んで字の如く古代稀なりと云う意味で昔は70歳迄生きる人がいなかったのです。その様な訳で今の内にと2週間のスカンジナビア諸国への旅に出発しました。 今回の旅で訪れたどの国も、出会った人達一人一人がとても素晴らしく、アイスランドは氷河の溶けた水が大きな滝となって流れ落ち、清らかな水は平野の至る所に枝分かれし水路となり豊かな牧草を育み、羊達はその草を食み、国名のアイスランドと云う響きとは逆に緑豊かな広大な国でした。...

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(46): ふたたびデンマークの巻
12月26

(46): ふたたびデンマークの巻

  楽しかった2週間の北欧旅行も終わりに近付きアメリカへ戻る為再びコペンハーゲン空港へ行きました。入国先はアメリカですから厳しい手荷物検査が有りセキュリテイチェックでは順番に並んでジャケットを脱ぎ、靴を脱ぎ、手荷物を乗せてやっと検閲は終わり出口で待っていると係官が「ご主人がお呼びですよ」と伝えに来た。 再びセキュリテイチェックへ戻ると「財布が無いんだ」と。「ズボンのポケットに入れたままじゃないの」と尋ねると他の物と一緒に籠の中に置いて最終のX線セキュリティを通過し終えてベルトやジャケットを受け取ったが財布だけが見当たらないとの事。 その場に居たセキュリテイの係員も探して下さったのですが、そうこうしている内に遠くからでも一目で分かる程の長身の空港セキュリテイトップの男性が来て色々と質問され取り敢えず受付迄ご同行願いますとの事でそこで住所氏名、財布の中身、現金(米ドル、ユーロ)等の情報を伝えました。...

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(45): エストニアの巻
12月09

(45): エストニアの巻

  ヘルシンキから船に乗って2時間余りエストニア共和国のタリンに到着。ソ連とナチス・ドイツによる占領と抑圧を長く受けていたが1991年に独立。今ではIT企業の進出が多くスカイプの発祥の地として有名。 タリンは中世の街並みが趣きをなし、市街地の緑が色濃く、街全体が世界遺産に登録されている歴史地区で、入り組んだ凹凸の石畳の路地を歩きながら可愛い街並みを鑑賞しました。 船を降りてこの中世の街へ行く為連れ合いは握りしめた携帯電話の地図を見乍ら「あっちだ」いや「こっちだ」と歩き回り一向に埒が明かない。 業を煮やした私が「地元の人に聞きましょう、その方が早いわ」と言うのを男の沽券に拘るとでも思っているのか頑なに拒否し、広げたり折り畳んだりした結果擦り切れるまでになったボロボロの地図と携帯電話を握りしめ挙げ句の果てに「この地図はおかしい!絶対訳の分からん奴が作ったに違わん!」と八つ当たり。...

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